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2026 双十国慶節

各界の反応

国立故宮博物院開館百周年 記念特別展など多彩な企画

2025年は、国立故宮博物院の開館百周年にあたります。これを記念し、故宮博物院では最新刊『故宮大事録要:民国89年から113年(2000年から2025年)』の出版をはじめ、数々の大型展覧会や異業種とのコラボによる文化クリエイティブ商品など、多彩な記念イベントを展開しています。 台北の本院と中南部・嘉義の南院では、開館記念にあわせて今年10月4日から来年2026年1月4日まで、特別展「甲子萬年(ENDURING LEGACY)」を同時開催し、日本やフランスからの名品も特別に借り受け、展示しています。「ENDURING LEGACY」は、永続的な遺産や不朽の伝統という意味です。 故宮博物院は、1925年10月10日に中国の北京で創立され、1965年には台北・外双渓に新館が完成、さらに2015年には嘉義に南院が開館しました。したがって2025年は、故宮博物院創立100周年であると同時に、台北本館開館60周年、南院開館10周年という節目の年となります。 歴代の職員たちの努力により、故宮博物院は今や世界有数の博物館として発展し、台湾の重要な歴史的記憶を担う存在となっています。百周年記念事業では、歴史の振り返り、文献編纂、展覧会や文化クリエイティブ商品の企画などを通じて「故宮100+」というテーマを掲げています。 この「100+」は、百年を終点ではなく新たな出発点と位置づけ、文化の融合と創造を発信する大規模な文化芸術イベントとして展開される予定です。 甲子万年:国立故宮博物院開館100年記念特別展 https://www.npm.gov.tw/Exhibition-Content.aspx?sno=04014243&l=3 (編集:王淑卿)

国立故宮博物院百年の歩みを振り返る 4世代が受け継ぐ歴史と未来

国立故宮博物院は、2025年の創立100周年を迎えるのを前に、昨年(2024)年、台北の本院(北院)で人気企画展「大美不言」を開催しました。この展覧会は今年1月、中南部・嘉義にある南院(南部院区)へと移りました。 南院では「鎮院三宝(故宮博物院の三つの宝物)」が展示されるのは初めてです。展示は、従来外部で「タオルを掛けているような展示」と揶揄された方法ではなく、新たな形で披露されています。 国立故宮博物院の蕭宗煌・院長は、故宮博物院の台湾への移転は四つの段階を経て、すでに四世代に影響を与えてきたと述べました。 第1段階は1925年から1948年までの創設・移転の始まりの時期 第2段階は1949年から1965年までの北溝時期 1950年から1965年までの間、国立故宮博物院は台湾に移転した後、その貴重な文物を中部・台中霧峰の北溝地区に保管していました。 この時期、故宮は簡素な環境の中で、文物の保存・研究・出版・小規模な展示を行い、のちに台北・外双渓での再開館と観光発展の基礎を築きました。 文物の移送については、国共内戦が激化する中、1949年初めから順次台湾へ運ばれ、当初は台中の製糖工場に一時的に保管されていました。 1950年、霧峰北溝に文物専用の収蔵庫が完成し、すべての文物がそこに移されました。 また、空襲に備えて1953年には倉庫近くの山の中に防空壕を兼ねた文物保護用の洞窟が掘られ、さらに1956年には北溝展示室が完成して一般公開が始まりました。 これらの取り組みは、戦後の困難な時期における文化財保護の象徴であり、今日の故宮博物院の発展の礎となった重要な歴史の一章といえます。 第3段階は1965年から2000年までの発展期 そして第4段階は2000年以降の転換期です。 蕭・院長は、第4段階に入って活躍する現在の第4世代の職員たちは、先輩たちの努力の上に立ちながらも、もはや第1段階の経験とは直接つながっておらず、書物や伝承によってしか知ることができないと述べ、思考の面では完全に新しい博物館の時代に入っていると語りました。 展覧会については、10月の創立記念月間にあわせ、台北の本院(本館)と嘉義の南院で特別展「甲子萬年」を同時開催し、故宮の歴史と発展の歩みを紹介します。 見どころは、故宮博物院を代表する三大名画―― 一、山水画の名家、范寬の「谿山行旅図」。北宋初期に描かれた「谿山行旅図」は巨碑式山水画の最良の模範だと言えます。 この作品の構図は三段に分かれており、下方の巨石の辺りが近景、ロバの隊列が見える箇所が中景で、遠景には高々と聳え立つ主山が描かれています。山の中腹下方に余白を生かした雲霧が漂い、空間の奥行きが効果的に表現されています。 二、郭熙の「早春図」 郭熙は北宋の宮廷画家であり、絵画の理論家でもあります。郭熙が1072年に描いた「早春図」は、郭熙の現存作品中、最も名高い山水画の大作です。この絵には降り積もった雪が溶け、大地が甦る初春の風景が描かれています。実体のある山河や樹木、建築物と、一定の形のない漂う雲気や緩やかに流れるせせらぎもあります。寒暖差の不安定な初春に、あらゆる場所に若々しい生命力や活力が満ちあふれている1ページがここに残されており、そこに行き、眺め、遊び、暮らすことができる理想の山水が見事に描写されています。 三、李唐の「万壑松風図」。 北宋末期から南宋にかけて活躍した画家・李唐が描いた絹本(けんぽん)の軸装の山水画で、北宋の山水画と南宋の山水画の粋を集めた傑作とされています。軸装(じくそう)とは、書画を掛け軸の形に仕上げることで、山水画は山や河水などの自然の風景を描いた絵画のことです。 さらに、年間を通じて漫画や専門書などの出版物も展開し、百年の軌跡を振り返ります。 蕭・院長によりますと、これまで三大名画は北院で展示されてきましたが、展示室の高さに制限があり、上下を巻いた状態でしか展示できず、「タオルを掛けているようだ」と揶揄されることもありました。 しかし、天井の高い南院で展示すれば作品を完全な形で公開でき、文化財の魅力をより引き立てることができると説明しました。これが現在、北院で展示室の改修を進めている理由でもあり、3メートルを超える大型の文物が100点以上あるため、改修後にはその全貌を展示できるようになるとしています。 また、故宮博物院の余佩瑾・副院長は、北院で開催される「甲子萬念」展では、「北魏釈迦牟尼仏坐像」と「絹本著色観音曼荼羅図」という2点の重要文化財を展示すると紹介しました。 故宮博物院の創設記念シリーズ特別展の3つのキーワードについて、余・副院長は、「目を見張るような展覧会のカーニバル」、「文物を通して語る故宮の成長の物語」、「国際協力展による世界との対話の力」とまとめました。 国際交流の面では、2025年9月から12月にかけて、故宮博物院の文物が初めてチェコへ渡り、プラハ国立博物館で特別展「故宮文物百選およびその物語」が開催され、「翠玉白菜」や「清明上河図」など約100点の名品が展示されています。 さらに2025年11月から2026年3月にかけては、フランス・パリのケ・ブランリ美術館と協力し、「龍展」を開催する予定です。 (編集:王淑卿)

双十国慶節を祝う台北101の花火とドローンショーが合体!

10月10日は中華民国の建国記念日、双十国慶節です。当日は中部・南投県のほか、北部・台北市のランドマークである超高層ビル、台北101でも双十国慶節を祝う花火ショーが行われます。また、今年は花火ショーの規模を拡大して、台北101では4分以上にわたり花火が打ち上げられるほか、初めてドローンショーを実施。これは台北市の信義区で初めて行われる、ドローンを使用した花火ショーだということです。 多くの人が気にかけている花火ショー観賞のベストスポットについて、台北101の賈永婕・董事長は自ら、台北市庁舎および国父紀念館を推薦しています。専門家は、「四四南村」は風下にあたる可能性があり、煙による視界の妨げを受けやすいとの分析を示しています。

2025年双十国慶節光の饗宴開幕 賴清德・総統「世界に多彩な台湾を見せたい」

今年は台湾のテレビ界の最高栄誉である「金鐘賞(ゴールデン・ベル・アワード)」創設60周年の節目の年です。これを記念し、10月10日の双十国慶節を祝うため、総統府の建物を舞台にした「2025年双十国慶節プロジェクションマッピングショー」が、総統府の指導、頼清徳・総統が会長を兼務する中華文化総会の主催、文化部影視および流行音楽産業局の共催で、7日から始まりました。 総統府全体をキャンバスに、過去60年の名作ドラマやバラエティ計87本が映し出され、台湾の映像文化の歩みを華やかに振り返ります。 賴・総統はあいさつの中で、「世界に多彩で活気あふれる台湾を見せたい」と述べ、洪水被害に見舞われた東部・花蓮の被災地を応援するメッセージ「花蓮加油(花蓮がんばれ)」も投影されました。 今年のテーマは「Stay Tuned, TAIWAN」。日本語に直訳すると、「チャンネルはそのままで、台湾」になりますが、様々な意味が込められています。 「チャンネルはそのまま!台湾から輝きを発信」 「チャンネルはそのままで、台湾にご注目ください」 「Stay Tuned, TAIWAN――これからも世界が注目する台湾」 「チャンネルはそのまま、台湾に注目です」 「チャンネルはそのままで、台湾からお届けします」 声の出演には、金鐘賞の「視帝(最優秀主演男優賞)」を女性として初めて受賞した俳優、男役の陳亞蘭さんと、金鐘賞の最多受賞記録を持つキャスターの沈春華さんが参加。10月7日から10日まで、台湾のテレビが刻んだ一甲子(60年)の記憶を国民と共にたどり、時代を越えた温かい思い出を共有します。 賴清德・総統は、点灯式で双十国慶節のプロジェクションマッピングショーを実施する目的について「明るく楽しい文化イベントを通じて、人々が総統府という百年建築の歴史と魅力を知り、台湾の民主社会の多様性、自信、そして開放性を感じてほしい」と説明しました。 また、「今年は金鐘賞60周年を記念し、80本を超える映像作品を集めて台湾のテレビの歩みを振り返る内容になった」とし、「テレビ局や制作会社の皆さんの情熱と品質へのこだわりが台湾の映像文化を豊かにしてきた。これからも素晴らしい作品を作り続け、世界に多彩な台湾を見せてほしい」と激励しました。 賴・総統はさらに、今年の光の饗宴で「花蓮加油(花蓮がんばれ)」の文字が投影されていることにも触れ、「花蓮の洪水被害で犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、負傷者の早期回復を祈るとともに、この12日間、花蓮で救援活動に尽力したすべてのボランティアや『スコップヒーロー』たちに心から感謝する」と述べました。 一方、立法院(国会)の韓國瑜・院長(国会議長)はあいさつで、「今年の双十国慶節祝賀イベントはこの光の饗宴を皮切りに、10月9日の中部・台中での夜の国慶節祝賀パーティー、10日の双十国慶節祝賀大会、そして10日夜には南投で初めて開催される花火大会へと続き、台湾全土で祝賀ムードを盛り上げる」と紹介しました。 韓・院長はさらに、「近年、韓国ドラマが国際的に注目を集めているが、台湾こそ長年にわたり華語圏のテレビドラマの先頭を走ってきた。だからこそ、今回の光の饗宴は私たちが再び立ち上がる契機となる。ぜひ多くの人に関心を持ってほしい」と呼びかけました。 中華文化総会の李厚慶・秘書長は、「金鐘賞の60年は、台湾の世代を超えた記憶そのもの。各時代の番組には、その時代独特の空気や文化が息づいている」と述べました。 たとえば、台湾初のテレビ婚活番組『我愛紅娘』は、当時としては画期的な形式で多くのカップルを誕生させましたが、いまのようにアプリが普及した時代には、その新鮮さを実感しにくいかもしれないと語りました。 また李・秘書長は、「今年のプロジェクションマッピングショーは、国籍、性別、世代、エスニックグループを超えた共感を映像で結び、観る人みんなが共に時代を体験し、同じ記憶を共有できる場をつくりたい」と強調しました。 李・秘書長はさらに、テレビの力について「台湾の物語を語るだけでなく、人々をつなぐ媒体でもある」と述べました。今回の花蓮の洪水被害でも、報道を通じて“スコップヒーロー”と呼ばれる多くのボランティアが駆けつけ、見知らぬ者同士が助け合い、被災者のために行動しました。また、寄付などを通じて支援する人も多く、このような温かい行動と国民性が、台湾と日本の間に強い友情を築く基礎になっていると指摘しました。 李・秘書長は、「日本の著名な芸術家・奈良美智さんも台湾を応援してくださった。北部・新北市金瓜石での個展の収益の一部を寄付し、さらに日本での『風とロック芋煮会』で、油性マジックペンで腕に絵を描く『マッキー・タトゥー』募金活動を行い、その収益を全額台湾へ寄付した。こうした純粋で美しい善意が報道を通じて広がり、善の循環(善の連鎖)を生んでいる」と感謝を述べました。 「2025年双十国慶節プロジェクションマッピングショー」は、10月7日から10日まで、台北市の総統府前・凱達格蘭大道で開催されています。上映時間は毎晩午後7時から9時半までで、1回約10分のプログラムです。 主催者は「この光と映像の祭典を通じて、世代を超えた台湾の映像文化をつなぎ、過去の物語を再び体験し、いまこの時代の新しい記憶をともに創りたい」と期待を示しています。 (編集:王淑卿)

10/6双十国慶節祝賀大会のリハーサルが開催される

中華民国の建国記念日「双十国慶節」を10月10日に控えた6日午後、北部・台北市の総統府前広場で双十国慶節祝賀大会のリハーサルが行われました。 国歌斉唱の際には、中華民国陸軍特戦指揮部の大型輸送ヘリコプターCH-47SD「チヌーク」が巨大な国旗を吊り下げて観覧席上空を通過し、場内は大いに沸き立ちました。リハーサルの最後には、空軍のアクロバット飛行部隊「雷虎特技小組(サンダータイガー)」が新型高等練習機「勇鷹(ブレイブ・イーグル)」を操縦し、「カラースモーク」と呼ばれる色のついた煙を出しながら低空で観覧席上空を通過、中華民国の誕生日を一足先に祝いました。 国慶準備委員会(双十国慶節準備委員会)の秘書長を務める内政部の呉堂安・次長は挨拶の中で、「今年の祝賀大会は『中華民国 生日快楽(中華民国、誕生日おめでとう)』をメインテーマに掲げ、国家への深い愛情を表現している。皆とともに中華民国を称え、台湾の未来のために引き続き力を尽くしていきたい」と述べました。 (編集:豊田楓蓮/本村大資)

10/9「双十国慶節」祝賀晩餐会が台中で開催予定 入場無料、ライブ中継も

中華民国(台湾)の建国記念日「双十国慶節」の前日である9日、中部・台中市の文心森林公園内にある「円満屋外劇場」で双十国慶節祝賀晩餐会が開催される予定です。 台中市の盧秀燕・市長は7日、「観覧を希望する人はチケットを取得する必要はなく、当日午後4時30分から無料で入場の列に並ぶことができる。文心森林公園にも大型スクリーンを設置し、ライブ中継を行う予定だ」と説明しました。 台中市観光旅行局の陳美秀・局長は、7日午前の市政会議で晩餐会について、「今年は『中華民国』、『台湾らしさ』、『台中スタイル』の3大テーマを軸に、伝統と革新を融合させたパフォーマンスを届ける。市民や海外から帰国した台湾出身者らの来場を歓迎する」と述べました。 晩餐会のプログラムには、台湾の歌手である胡瓜、白冰冰、陽帆、葉璦菱らによるステージショーや、地元バンド「玖壹壹」や「血肉果汁機」によるパフォーマンス、また、九天民俗芸術団、台湾特技団、台中市交響楽団、青年高校ダンスチームなどの出演も予定されています。また、20の主要商工会による大編成での国家斉唱および国旗歌の合唱も行われるということです。 (編集:豊田楓蓮/本村大資)